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石鹸は洗顔料として良いけど、無意識にフォームを使うのは
石鹸は洗顔料として、最高だと思っています。アルカリ性である石鹸は毛穴の汚れをとりやすいし、昔ながらの界面活性剤(石鹸カリ)を使用したものであれば安心して使えるからです。
洗顔石鹸としての良いのはわかっているものの、やはり最終的には、洗顔フォームを使ってしまっていることにハタと気づきます。やはり洗顔後のカサツキが、苦手。すっぽりと温かく包み込む洗顔フォームの方が心地よく感じられるためです。
アミノ酸石鹸や卵白石鹸など保湿感を、実感するものも確かにあり、全てはそうであるとは限りません。そして、今回保湿感を実感する洗顔石鹸として、『馬油石鹸もいいんじゃない!』と思ったので、レポートします。
馬油石鹸が保湿力あると言われている理由
石鹸はもともと牛脂(70~80%)とヤシ油から作られています。しかし、昨今では牛脂のかわりに馬油を使った石鹸が人気になってきています。
馬油の脂肪酸は、牛脂で毛穴詰まりの原因とされているステアリン酸が、1/4のしか含まれていません。リノール酸も人の脂肪酸構成と、ほぼ同程度となっています。
下記の表は、人の体脂に含まれる脂肪酸が、馬油、牛脂でどの程度の割合で含まれているかを示したものです。馬油が人の皮脂と良く似ている、といわれる所以がわかります。(単位:含有量%)
人 | 馬油 | 牛脂 | |
ミリスチン酸 | 3 | 3.9 | 3.3 |
パルミチン酸 | 25 | 24.5 | 26.6 |
パルミトレイン酸 | 9 | 9.4 | 4.4 |
ステアリン酸 | 4 | 2.7 | 18.2 |
オレイン酸 | 48 | 36.9 | 41.2 |
リノール酸 | 11 | 17.3 | 3.3 |
人の皮脂と似た馬油の石鹸は、肌馴染みが良く毛穴の中に浸透し、汚れを包み込んでくれます。洗顔後、水に流されずに残った馬油が、しっとり感を残すのです。
浸透力の良い馬油は血行を促進させて新陳代謝を上げたり、不要になった角質を剥がれやすくさせます。かつて民間療法として知られていたように、殺菌力もあるのでニキビなどを防ぐパワーも持っているわけです。
馬油石鹸を見直したのは池田さんの石鹸をつかってから
馬油石鹸が年齢肌に良いのではと感じたのは、上記のような馬油独自の特徴からだけではありません。ラーナチュラルのトライアルにあった『ヒーリングソープー白桃』を使用したからです。洗顔後、『保湿してます。』みたいな押しつけた保湿感は無いのですが、楽ちん。
石鹸に天然素材を配合するのは難しい
オーガニックのお店らしく、馬油の他に、有機農法で栽培した天然素材成分を入れ込んでいます。天然素材は、品質を劣化させること無く石鹸に封じ込めることが、難しいのです。製造過程で微調整をしながら行わなければ、品質の安定は無いそうです。
品質の安定のために用いている方法が、石鹸職人である池田さんが、一釜一釜ごとに試食して、味を確かめているのだそうです。僅かな原料の違いを、自らの舌で確かめて、微調整を行っていると公式サイトにあります。
なるほど、潤いを残して洗いあげた馬油の保湿力の他に、スキンケア効果も期待できるようになっています。馬油だけなら、爽やかな洗い上がりはなかったかもと、改めて考えます。
ヒーリングソープー白桃について
ヒーリングソープー白桃は、手では容易に泡立てる事ができません。サイトではネット利用をすすめていますし、付いていたネットを利用すると、思いのほか細かくて柔らかい泡ができるのですが、私は手のみで行っています。
石鹸そのものが優しいし、すすぐ時間が他の石鹸と比べると短いからです。ヌルつきが強く、何度も水をかけなくてはならない洗顔石鹸がある中で、直ぐに泡が無くなりキュキュッとしてしまいます。この石鹸は肌負担が小さいと考えて、ワザワザネットを使わなくてもと考えます。(私は。)
石鹸に含まれている成分は、以下のとおり。
他に、グリセリン、マリンコラーゲン、アルガンオイル、ユキノシタエキス、ミツロウ、サイブレス油、フランキンセンス油、等も含まれています。