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しわくちゃなのに、艶があるじいちゃんいるよね
男性に多いのですが、シワがあっても艶とハリで圧倒される方がいます。活き活きしていて、目がきらきらしていたりすると、『うぁーカッコイイ』ってことになるのです。
スポーツ選手の顔って、艶々すべすべじゃない
シワは最初は肌が乾燥することからはじまり、次第に土台の真皮層が衰えるために作られますと、多くの雑誌で書かれています。水分も脂分も豊富にある脂性肌の人に、シワがないのはその為です。
でも、脂性の人でもシワっぽい方はいます。生まれつきでないなら、毎日、直射日光の下でスポーツや労働に明け暮れたのでしょうかね。きっと、シワがあっても肌にハリがある方って、そんな方なのかもしれませんね。
肌の構造を勉強して、この組織は肌水分をためるところ、この組織は肌の土台を築いている場所です。肌の土台用のケア化粧品はありますが、果たして肌質感も変えることが可能なのでしょうか?答えは、無理です。
肌の質感を上げるには
何度も、何度も洗濯を繰り返したワイシャツの布地が、新品のものとなんか違う、布の質感が違っているって思うことありませんか?黄ばんでいるから、じゃ、漂白剤を!
細かいシワが寄っているから、じゃ、しっかりとのりづけして念入りにアイロンをかけてみる!でも、布の質感が違うのです。
肌もそんなことってあるんですよね。長い年月をかけて過ごした疲れはもう、化粧品ではとれないのではと思うんです。
実は、もう一つ肌質を決めているものに、多くの女性は気がつきました。肌の一番外側に住み着いている、微生物の存在です。微生物の働きで、肌を弱酸性に傾けることで、外部の刺激から肌を保護できます。逆に、肌をアルカリ性に傾けて外部刺激から敏感にしてしまう微生物もいます。
皮膚常在菌のバランスが良いと肌質は上がる
肌に常時存在している微生物のことを、『皮膚常在菌』と呼ばれています。その数約1兆個というから驚きではありませんか?ちなみに、人間の体の中に存在する常在菌は約100兆個だそうです。
顔の上にある常在菌は、天然のクリームとも言われていて、大切に育てると肌質はあがります。常在菌の餌は、なんと人間の汗や皮脂です。
屋外でスポーツを行っているアスリートの肌が、艶々と輝いて見えるのは、常在菌のバランスが良いからだったのです。
常在菌を育てる化粧品を選ぼう
逆に常在菌の生命を危ぶませているのが、化粧品です。化粧品の刺激や、強い洗浄成分の入った洗顔料が、常在菌の餌も常在菌自身をも、ダメージを与えてしまう危険性があります。
肌組織そのものに働きかけてきれいな肌を作りたいと、効果を重視するあまりに刺激が強すぎて、天然のクリームを失う危険性もあります。
そんな常在菌を育てるために、作られた化粧品もでてきています。約1兆個もある皮膚常在菌、なかでも、美肌に良いと言われているのは、表皮ブドウ球菌であることまで分かっていますが、さて、表皮ブドウ球菌が喜ぶことって何なんでしょうね。
常在菌の研究を長年続けてきたヤクルトの化粧品に、期待が高そうです。