この記事のもくじ
弾力が失われたバネを捨てるように、古い細胞を押し出す
頬を押しても跳ね返す弾力、ニィーッと笑って口元を思いっきり引っ張って戻るのも弾力、眉間にしわを寄せても力を抜けばしわが戻るのも弾力です。バネは押されても元の長さに戻るし、輪ゴムは引っ張られても元の長さに戻る、スポンジをにぎりつぶしても元に戻ります。
でも、バネも輪ゴムもスポンジも、いつまでも同じ形状ではいられません。何度も使用しているうちに経年変化で、古びていきます。押し返さないバネ、伸びきった輪ゴム、形の崩れたスポンジになれば、いずれはゴミ箱にいく運命です。 
幹細胞化粧品は、肌の作り替えを助ける手段のひとつ
肌も同じ。変わらない弾力を、いつまでも持ち続けるためには、古い細胞を押し出して入れ替えることです。
押しても戻る、引っ張っても戻る、つぶしても戻る弾力が欲しいと願う女性に向けて、幹細胞化粧品が生まれました。
すりむいた時、死んだ皮膚の細胞に変わって新しい細胞が作り替えられます。むけた皮膚の下に、ピンク色の皮膚が見えるのが、新しい皮膚です。新しい皮膚は、幹細胞が多くの細胞を分裂して作り上げています。
弾力を失った細胞は除去して、新しい細胞に代えることがエイジングケアです。
植物性幹細胞を使用した幹細胞化粧品
2つの植物性幹細胞を使用した、エトボォスのバイタライジングラインがあります。 
肌の組織をつくる細胞の母を、幹細胞と呼びます。 幹の語源は、植物の幹から、枝が伸び葉や実をつけ花が咲くように、次々と増やしていく意味があります。
リンゴ幹細胞のエキスで使われるりんごは、『ウトビラー・スパトラウバー』といって4カ月間腐らないのだそうです。自己複製能を持つ幹細胞が、自らを増やしていくために、常に若々しい細胞を保ち続けることが可能です。
そんな不思議なパワーを持つ、リンゴ幹細胞と、モロッコの希少植物であるアルガンツリーの新芽からとれるアルガン幹細胞には、肌の幹細胞を活性化する働きがあります。バイタライジングラインは、りんご幹細胞とアルガン幹細胞を使用しています。 
バイタライジングラインお試しセットを使ってみました
セットの内容は、4種類でかなりシンプルです。スキンケアが化粧水とクリームだけで完結させているのに、ちょっと驚きました。
- 洗顔石けん 10g
- スキンピールジェル 10g
- 化粧水 30ml
- クリーム 10g
エイジングケアとして、幹細胞の活性化を狙っていながら、セラミド、ヒアルロン酸、リピジュアなどの保湿成分を充実させて守りも手堅くしています。特にセラミドは、セラミドの種類は1・2・3・5・6IIと、5種類も入れているのが驚きです。アイテム毎に詳細を記述します。 
クリアソープバー（洗顔石けん）
さっと汚れを落として、さっとすすぎができます。洗い上がりのぬるつきは、ほとんど感じません。 泡立てネットを使わなくても、濡れた手で何度もこすりあわせても、泡ができます。
洗う前も洗い終わりも、皮膚はつっぱらないのに、毛穴がきれいになっていました。不思議な感覚です。 
バイタライジングローション（マッサージもできる）
乳液をやわらかくしたようなとろみのある化粧水です。 肌にのばすと、クリームをつけた後と思えるほど、保湿感を感じます。
マッサージができるローションとあるだけに、とろみのあるだけでなく、幾分弾力性もありました。
女性ホルモンと同じ働きをするといわれている、ザクロ種子エキスと、ダイズ種子エキスなども配合しています。 
バイタライジングクリーム
硬く見えますが、伸びが良く少量で顔を包み込みます。つけた直後は、油膜感を感じますが、直ぐに浸透してさらっとしたスッピン感に戻ります。
リンゴ幹エキスと共に、はやりの毛細血管を強くするビタミンP誘導体が配合されていました。肌細胞を活性化させるには、栄養を運ぶ毛細血管は大切ですね。
元々、ヒト型セラミドに強みを持っているコスメメーカーですが、5種類のヒト型セラミドを配合しています。クリームに全く油分を感じないし、ジェルのような膜感を感じることもないのに、保湿感が持続しているのはセラミドの効果ではと考えます。 
スキンピールジェル
肌の作り替えを促進させる、ピーリングジェルです。年齢によるくすみや、毛穴のでこぼこ感は、ある程度はピーリングで、解消することができます。
洗い流すピーリングジェルで、古くなった角質を低刺激な状態で取り除くことができました。くすみや毛穴のでこぼこ感が目立つときは、長めにピーリングを顔の上に載せます。逆に、揺らぎが気になるときは、短時間ですぐに洗い流します。顔の上に載せる時間で、角質をはがす強度が調節できました。 
