この記事のもくじ
オイルで皮脂膜強化をするということ
顔に手をあてた時に感じる油分は、皮脂です。皮脂は汗と分解された角質の成分で、皮脂膜を作ります。皮脂膜が、紫外線や外気の乾燥から守る役割をしているのです。皮脂の油は蓋となり、肌内部の水分の蒸発も防いでいます。皮脂膜に住みついている皮膚常在菌が、天然のクリームを作り、肌のキメを整えています。
オイル美容を始めてみるとキメが整ったことから、オイルと同じ働きをする皮脂の大切さがヒシヒシとわかりました。
皮脂の量は、年齢、季節、ストレス、食べ物、スキンケアのやり方などで変動しています。皮脂の量を加味したスキンケアを行えば、肌の不調を避けられます。気温に合わせて衣類を選ぶようにです。皮脂バランスのコントロールで、皮脂膜を強化させ、乾燥対策をしませんか?
減っていく顔の皮脂対策は?
皮脂は、25歳から減少していきます。皮脂量の減少は、皮脂を分泌している皮脂腺機能の衰えや、ホルモンの変化などが関係しています。
皮脂腺で作られた皮脂は、毛穴から表皮の外側に分泌されるので、対策は簡単です。外からクリームやオイルで、補えるからです。
皮膚常在菌の中でも美肌菌と呼ばれる表皮ブドウ球菌を、若いころ以上に大切にするべきです。洗顔は1日2回、進む年齢に合わせて、アルカリ性から弱酸性の洗顔料を使い、美肌菌を失わないようにします。熱すぎるお湯での洗顔や、入浴中に熱い湯を顔に直接かけるのも、皮膚常在菌の減少につながります。
食べ物は、皮脂の材料である脂質の摂取が大切ですが、年齢とともに良質なものを選んでいきます。若いころは、分厚いステーキやハンバーグもありでしょうが、美肌のために心がけを変えます。中性脂肪や血圧など生活習慣病の対策のためにも、必須脂肪酸のオメガ3脂肪酸が多く含まれる魚を積極的に食べるようにしたいものです。
スクワランオイルが、皮脂を強くしている
皮脂が少ない人にすすめたいオイルに、スクワランがあります。人の皮脂膜の中に存在する成分ですので、肌馴染みもよく、外気の肌水分の蒸発を防いでいます。紫外線やほこりの刺激からも守ります。
年齢を重ねるとターンオーバーが遅れがちになり、古い角質がたまり肌が硬くなります。スクワランをつけると、角質が硬くなるのを防いで、肌を柔らかくするそうです。さらに、柔軟性のある角質が肌水分を包み込んで、透明感を増します。
評判の良いHABAのスクワランを使用してみた
使用してみましたが、うろこ状の肌が目立たなく、柔らかくなりました。
ブースター作用もあるようで、化粧水や乳液の浸透もスムーズです。スクワランによって引きこまれた化粧水や乳液を、たっぷり入れ込んでハリ感も実感します。
スクワランは、日中保湿を長持ちさせる
一日のうち、顔が乾いて乾燥を実感する時は、夕方です。ファンデも乾き、粉っぽくなったり剥がれたりする、悲しい時間ですよね。そうならないまでも、乾燥した肌がどんよりと、くすませていることもあるはずです。
スクワランは油ですので、ファンデと肌の間に膜を作って、乾燥をガードしています。もともと皮脂膜の成分であることから、ベースメイクとの相性も邪魔しません。オイルだからと言って、ファンデのノリを悪くすることもありませんでした。
酸化しにくいので日中でも安心
日中の保湿クリームが欲しい年齢ですが、スクワランは有力候補です。その理由は、純度の高いスクワランであれば、酸化に強いからです。たまに酸化しやすいクリームを買ってしまい、毛穴がすぐに黒ずんでしまうことがあります。
酸化に強いオイル
紫外線エネルギーがどんなに上がっても、影響を受けないで酸化しないのがスクワランです。 次に、ホホバ油があげられ、椿油、アーモンド油、アボガド油と続いていきます。とはいえ、全然比較にならないくらいスクワランは、酸化度が低いんですよね。
スクワランオイルの使い方
スクワランの特徴の一つに、サラッとしていることです。オイルが豊富に含まれるリキッドファンデーションにも加えることで、ファンデのノリを伸びを良くし、長時間良く働いてくれることが分かってきています。崩れないファンデを必死に探すより、まずはスクワランを混ぜることから始めてみると良いようです。
スクワランオイルの選び方
スクワランを選ぶポイントは、下記の3点です。
- 高純度である高純度のスクワランは、アレルギーを起こしにくいと言う以外に、浸透しやすかったり、サラッとしたつけ心地。
- 浸透力が高い高純度とかぶりますが、自分の肌に溶け込むことで使用感が高い。
- 変質しにくい温度や空気、紫外線で変質したり酸化しやすいと、肌へのダメージも大きく。
良いものを選べば、つける部位も顔以外に体中に使えますし、年齢も赤ちゃんからつけられるほど低刺激なので、重宝します。しかも、たった1滴づつ使えば良いと言われていますので、こんなにコスパの高い化粧品もなかったりするのです。