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植物性幹細胞は、線維芽細胞を増やすと表皮幹細胞を活性化の働き

この記事のもくじ

美容成分を補うのではなく、美肌を自分で作り出す方法へ

肌細胞を、増やしたり活性化させる化粧品が、次々と現れ始めました。コラーゲンやエラスチン等の肌の弾力成分をつくる線維芽細胞、肌の表面を覆っている表皮を作っている表皮幹細胞の二つが、美肌を作る細胞のカナメです。

こうした細胞自身に働きかける物質で、思い当たるのは、グロスファクター(成長因子)やプラセンタです。化粧品の成分で、見かけることも多いかと思います。

今回は、上記以外の幹細胞についてレポートします。 アルガンツリー

植物性幹細胞って何ができるの?

グロスファクターは、プラセンターや幹細胞などの天然の物質から、特定の細胞を活性化するための物質を取り出したものとなります。プラセンターは胎盤のエキスで、生命を育むパワーを沢山含んでいます。

幹細胞は様々な細胞になる事ができる能力と、自分とまったく同じ能力を持った細胞をコピーすることができる万能細胞となります。ちょっと前に話題になった、山中教授のiPS細胞と似た考え方になります。

それはまるで、植物の幹から枝が分かれ葉や花や実をつけていく、その光景からその名が来ているようです。でも、名前の由来の本当のところは知りません。

幹細胞で脚光を浴びているのはヒト幹細胞

現在、ヒト幹細胞を培養する際に分泌される成分、ヒト幹細胞培養液が再生医療の分野で利用されています。ヒトの細胞そのものが使われる訳ではなく、ヒトの細胞を増やすために使われる培養液が、医療分野などの材料となるのです。

人幹細胞培養液は、名古屋大学で、歯周組織の再生に成功したことが2012年に発表されています。美容面でもエステなどで施術に使われたり、ヒト幹細胞化粧品もちらほらと見え始めてきました。特に美容の技術革新が進んでいる、韓国やアメリカの美容医療や化粧品では、こうしたヒト幹細胞化粧品は、さかんです。

ヒト幹細胞の化粧品の目的は、皮膚組織の再生の活性化です。ヒト幹細胞が、肌組織を作る細胞を次々と作ることで、肌再生を促します。

肌のトラブルと言われる、シミやしわ、たるみなど全ては、新しい肌が正常な周期で作られないために起きるという前提があるからです。シミができても、新しい肌で入れ変えてしまえば、しみとして定着することがありません。しわやたるみにおいても、肌の土台である弾力成分の作成が次々に行われていれば、ピーンと張った皮膚を保ち続けることができるはずなのです。

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幹細胞と似た働きをする植物性幹細胞

正直なところ、パンチコスメ好きの私ですが、ヒト幹細胞化粧品はまだまだ、高嶺の花です。クリームが、1万5千円以上から4万円ぐらいまでしますし、他のアイテムとて中々高かったりします。

細胞の活性化ですので、人間の細胞を植物性幹細胞と同じと考えるわけにはいきません。しかし、植物性幹細胞でも、ヒト幹細胞と似た働きをすることが発見されています。

下記、2つの植物性幹細胞ついて記載してみます。

リンゴ幹細胞

とても酸っぱくて食べられない『ウトビラー・スパトラウバー』という種類のリンゴのエキスから、採られたものです。4カ月腐らない奇跡のリンゴとも言われ、リンゴの中の幹細胞の働きが期待されたのです。

食用に適さなかったために、生産者がいなくなり、その数は少ないために希少価値の高くなっています。元のリンゴの数が少ないために、市場に出ているのは、ウトビラー・スパトラウバーから幹細胞を取り出し、人工培養で増やしています。

リンゴ幹エキスは、表皮の幹細胞を増やしたり、紫外線から幹細胞を守り、老化遺伝子が作られるのを抑制、抗シワ作用などがあると、注目されています。

アルガンツリー幹細胞エキス

サハラ砂漠の北西に位置するモロッコ西南部の砂漠地帯に、生息する樹木です。夏は気温が50℃で、冬は0度まで下がる環境下で、何年も雨が降らなくても生命を保つことができる貯水力の高い植物です。

アルガンツリーの芽から抽出した培養したアルガンツリーエキスは、真皮層にある線維芽細胞を増やし、活性化することができると言われています。

美肌を自分で作り出すと言われている物質は、上述のとおり、次々と開発されてきています。ゆらぎやすい肌の方がこうした働きを利用するために、『良いな』って思っているのは、エトヴォスのバイタライジングラインです。上記二つの、植物性幹幹細胞を配合して、シリコン、パラペン、キレート剤、石油系合成界面活性剤、鉱物油、合成香料、着色料が無配合の化粧品に仕上がりました。

使用したことありますが、エイジングラインとは思えない優しいテスクチャ―でしたよ。こちらに、使用した時の記事があります。

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