この記事のもくじ
補足した成分と衰えた機能に合わせたスキンケア
そもそもシワとか日焼けによるシミといったエイジングサインが、現れる以前の保湿ケアに、焦点を絞った化粧品がありません。いいえ、ターゲット年齢は分かれていたけれども、その差が明確でなかったのです。
肌構造が明確になるとターゲットが明確になる
エイジングケアだけど、20代でもOKとか。保湿重視化粧品だけど、しみやシワも解決できると言った具合にぼかしていました。現在もまだその傾向はあります。
セラミドを中心としたケアで角質層だけの保湿を目的としていると、高岡幸二さんのコラムに書かれています。心に響きました。
『セラミドは、角質層より深い肌奥に浸透させないので、敏感肌用のケアに適している』であるとも書かれていました。更に私が勝手に、つけ加えるならば、若い20~30代向けのケアであると言えるのです。
肌のスプリング成分は20代には必要なの?
肌年齢の進行は、乾燥⇒しみ⇒しわ⇒たるみの順でくるもので、しわ⇒乾燥はあり得ないはずです。ならば、ケアも乾燥から順に加えていけばよいものを、全ての肌悩みに答えようとしています。
肌弾力はぷるんとしっかりとしたスプリングを持っている若い肌、角質層の保湿力がないだけなのに、スプリング成分をせっせと飲んだりつけたりするのって、可笑しくないですか?う~ん、つまりコラーゲンとかエラスチンとか、プラセンタとかです。若い肌の勢いを削いでしまっていますよ。
タイトジャンクションって何?
エドヴォスやカネボウで力を入れている、タイトジャンクションは、角質層の保湿を上げるために、細胞同士を密着結合させようというものです。この開発が進んで、角質層の保湿が、より多くの人が実感すれば、エイジングサインが出る前の乾燥肌は、セラミドとタイトジャンクションで行えるはずです。
エドヴォスのリニューアルされた変更点
エドヴォスのセラミディアルは、エトヴォスセラミドスキンケアとして、8月20日にリニューアルされています。まさしくセラミドを中心とした角質保湿が、目指すところです。
こんな風に変わっています。
- 水溶性セラミド『グリコシルセラミド』追加
- セラミドを4種類から5種類へ増やす
- 天然保湿因子(NMF)の種類を追加
- 細胞同士を密着させるタイトジャンクション機能を追加
- ホスホリルオリゴ当Caを配合
- 植物オイル追加
エトヴォスセラミドスキンケアを使ってみました
残念ながら、私は50代のおばさんなので、きっと物足りなく感じると考えながらも、使ってみました。最初の印象は、案の定、さらりとしていてかなり楽です。
そして、油分が足りなく、お試しセットを使っている期間中も、オイルをつけたして過ごしました。皮脂が足りている20~30代ならば、全然問題はないと考えます。
お試しセットの内容
- 洗顔石鹸(クリアソープバー) 10g
- 化粧水(モイスチャライジングローション) 30ml
- 美容液(モイスチャライジングセラム) 10ml
- クリーム(モイスチャライジングクリーム) 5g
洗顔石鹸
洗顔ネットなしで、手で泡だてることができる石鹸です。
泡が顔に乗っている時も、水で洗い流す時も、ヌルつきが強くありません。洗い流しが早いのが、特徴です。
洗顔後も、洗顔した気分になれないほど、皮脂と水分のバランスが崩れません。夕方はクレンジングのヌルつきを、朝は自分の皮脂の油膜感はすっきりととれています。
化粧水
前回より、即効で潤いを実感できます。
とろみも少し強くなり、直ぐに美容液をつけたくなる衝動もありません。ゆっくりと、ハンドプレスを楽しみながら、複数回余裕で重ね付けができました。
美容液
乳液とクリームの中間ぐらいのテスクチャーで、後のクリームの必要がないくらい、ずっしりと重みとハリが実感できました。
伸びが良く、先につけた化粧水を追うようにして、肌隅々が潤っていくのを感じました。
クリーム
やや、硬いテスクチャ-で、美容液が生乾きで塗ると、伸びません。
先に書きましたが、おばさんの皮脂不足の肌では、どうやら駄目なようです。オイルを1滴、クリームをつける前につけおいたら、スゥーと肌に馴染んで、心地よい皮膜で包んでくれました。逆に、これは、エイジングケアまっただ中のおばさん用の化粧品ではない、ということになるのでしょうね。