この記事のもくじ
肌を柔らかく滑らかにするオイルがマッサージに向いている
顔の血色が悪い、なんとなくどんよりしていて冴えない日は、その理由をついつい合う人毎に、伝えずにはいられません。『最近、よく眠れなくて』とかと弁解せずにはいられないのです。
リンパの流れをスムーズに
自分で気になるようだと、もう、一時的なものではありません。顔のリンパの流れが滞ってしますのは、日常生活に原因があります。
嫌なことも顔に出さすに気をつけて、頑張っていた顔の筋肉はコチコチじゃない?スマホばかり眺めているせいで、肌全体が下垂れしてしまっていることない?スタイルばかりのファッションで、冷えてしまい、血流が悪くなっているかも?と、リンパの流れが悪くなる理由は、日常に沢山あります。
そんな時は、コントロールカラーでトーンを上げたり、ピンク系のチークで誤魔化してしまいがち。ストップ!
自分の力で、ワントーン明るくしたいもの。
ほおっておくと、有害物質や老廃物はどんどんたまる一方です。排出されるべき老廃物や、水分が溜まると、むくんだり、顔色が悪くなったりしてしまいます。さすったり、つぼを押さえることで、詰まっていた流れをスムーズにできるのです。
マッサージにオイルが主流になった訳
マッサージを行う時は、指と顔の皮膚どおしが摩擦することで、赤くしたり、小ジワを増やさないことが注意点となります。指通りを良くするマッサージオイルを、使用します。
かつては、マッサージにはクリームを使っていましたが、べたつきが強いことと、海外のセレブがオイルを使っていることから、徐々にオイルが主流になりつつあります。オイルは、植物の実や種から採取されたものを使うために、ビタミンやミネラルの栄養の宝庫です。油ですので、浸透しにくい皮脂にも吸収していき、肌奥まで届くために、肌表面だけでなく奥から柔らかくなるのが魅力の一つです。
同じマッサージオイルでも、保湿力があったり、肌を柔らかくしたり、炎症を和らげたりする作用もありますので、オイルの特性を知ってからお使いください。
マッサージオイル選びのポイントは
オイル選びのポイントは、目的に合ったものを選びます。言うまでも無く、食べるオイル、肌用、頭皮用、ボディ用と分かれているものは、合わせてください。
マッサージ以外に、美容液のようにつけるオイル、化粧水の浸透を助けるブースターの働きのあるオイル、パックや保湿力に強いオイル、クレンジングに向いているオイルとさまさまです。オイルの精製度や、同時に含んでいる美容成分のバランス、コストパフォーマンスなどを加味して、メーカー側で定めた用途を、参考にすれば間違いがありません。
マッサージオイルに現在使われているものをいくつか、紹介してみます。
オリーブオイル
生のオリーブ果実をそのまま搾って作られるオイルで、オレンジジュースやりんごジュースと同じです。果実に含まれる油であることから、香りや果実の栄養価がそのまま生きています。フレッシュジュースを、肌につける感覚でしょうか?
オリーブオイルの品質の種類
オリーブを搾っただけのオイルを、ヴァージンオリーブオイルと言い、その中でも特に品質が高いものを、エキストラヴァージンオイルと呼ばれています。オリーブオイルの格付けの基準は、酸化をし易いかどうかが一つあげられます。酸度と呼ばれる数値があり、度数が高いほど酸化しやすいオイルで、酸度が低いと酸化が少ない、劣化していないオイルと言うことになります。
エキストラバァージンオイルは、酸度0.8度で、欠陥のない質が高いオリーブオイルとなるのです。
皮脂と似た組織を持つオリーブオイルは、皮脂馴染みが早く、使用後もべたつかないのが大きな特徴です。ビタミン類やオレイン酸といった環境に負けない抵抗力を、備えた美容成分で構成されています。
オリーブオイルの美肌効果は?
もっとも美肌効果を実感するのは、毛穴の汚れをスッキリと取り除いてくれるために、キュッと引き締まった毛穴です。マッサージを行うことで、オイルが肌の余分な皮脂を引き寄せて、過剰な皮脂分泌を抑えてくれるために、翌朝はツルツルになります。オリーブオイルが紫外線からも守ってくれて、直接肌にあたる紫外線の量を減らすことが可能です。
他、肌荒れや乾燥を防ぐ作用も加わり、肌を健やかに保ち続けた方にはおススメとなります。
椿オイル
椿の実を絞って取り出す椿オイルは、昔から、髪を乾燥から守るために使われ続けて来ました。実は、人の皮脂と同じオレイン酸を、豊富に含むことが分かっています。
椿オイルの美肌効果は?
頭皮のマッサージや、この頃では顔のマッサージも、提唱されています。
椿油でのフェイシャルオイルマッサージは、美白と肌の潤いを保ち肌の張り、たるみ等を改善を実感できます。顔のリフトアップ効果を望んでいる方は、是非。
椿から採れる油の中に、なんとオレイン酸が85%も含まれているものもあるそうです。同様に、サポニンは朝鮮人参にも多く含まれているという注目の成分も、入っています。 このサポニンは、シャンプーに添加された界面活性剤の刺激から頭皮を守ってくれます。化学物質の界面活性剤は、肌への刺激がとても強く肌が持っているバリアを壊してしまいますので、これは嬉しいですね。
他、ツバキ油に含まれるサポニンは、殺菌効果がありますし、紫外線のUVBを通さない作用があり、屋外での活動が多い方には、良いようです。
アルガンオイル
水の少ないモロッコの土地で生息するアルガンツリーの果実から、採られる精油となります。モロッコでは『若返りのオイル』と呼ばれています。
アルガンオイルの美肌効果は?
ビタミンEがオリーブオイルの4倍~5倍含まれていて、肌細胞を活性化や抗酸化力が期待できます。
加齢と共に失われる必須脂肪酸を補い、浸透力が高く衰えがちな肌細胞を活性化させます。肌を和らげ、乾燥から守る効果があります。
ココナッツオイル
ハリウッドセレブが使用していることから、一気に知名度が上がったココナッツオイルは、約25℃以下では固形となります。南国のほのかな甘い香りを楽しみながら、マッサージを行うことができます。
ココナッツオイルの美肌効果?
ココナッツオイルの中にあるラウリン酸は、抗菌作用を持っているために、免疫力を高める働きがあります。ニキビや吹き出物などの肌トラブルに役立ちます。
保湿効果が高いことと、他のオイルとの馴染みがよいことから、化粧水や乳液と混ぜて保湿力アップさせることもできます。
ホホバオイル
太陽光線の強い砂漠の中で生息する、ホホバの実に詰まった豊富な油です。
ホホバオイルの美肌効果?
人間の皮脂と似た組織を持つホホバオイルは、肌が敏感で自己再生力に自信がない時、カサツキが強いときに、肌を保護して覆ってくれます。
天然のトコフェロール、アミノ酸、ミネラル、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンBを含んでいるために、肌を潤し柔らかくしてくれると同時に、疲れた筋肉をほぐすと言われています。
ローズヒップオイル
のばら一種、ドックローズの実を圧縮してとれるオイルです。黄色、香ばしい甘い香りがして、少々重いべたつきが強いオイルとなります。
ローズヒップオイルの美肌効果
ローズヒップオイルが、エイジングケアオイルの代表格と言われている理由は、その働きとなります。ビタミンCが豊富に含まれ肌を整え、肌の生まれ変わりのサイクルを速めてくれます。日焼けなどで受けたダメージから回復させて、肌水分のバランスを整えます。使い続けることで、ワントーン明るい肌と、しみ、キメ、シワなどに期待できるそうです。
特におススメは、乾燥肌や肌荒れに悩んでいる方向けですね。ただ、酸化しやすいために、抗酸化力の強いホホバオイルなどと混ぜて使うことをおすすめします。
スィートアーモンドオイル
中東、北アフリカ、地中海沿岸など温暖な地域に育つアーモンド種子から搾ったオイルを、化粧品用に精製しています。
植物のオイルの中で、最もビタミンEを含み美肌への期待値が、高いのも事実です。他、オレイン酸やリノール酸、ビタミンといった豊富な栄養素も含んでいます。
アーモンドオイルの美肌効果?
肌質はオイリー肌、ドライと問わず、どの肌質でも手軽に使え、顔だけでなく、体、足、手などのマッサージと幅広く利用することが可能です。アーモンドオイルのビタミンEが肌を柔らかくして、肌馴染みも良く保湿力が高いために、カサつきがちな人も、肌をしっとりさせながらハリをもたらしてくれます。
皮膚への浸透力はゆっくりと浸透していくために、マッサージに向いていて、時間をかけて肌奥へオイルを届けることができます。マッサージ終了後は、肌表面だけでなく、肌の内側からふっくら感を実感することができるはずです。抗炎症効果が強く、しっしん、肌荒れ、吹き出物、皮膚炎、日焼けによる炎症などを鎮静へと導いてくれるといわれています。
注目すべき点は、シミの元であるメラニンを作る細胞の育成を抑制する効果が、アーモンドにあるそうです。美白に良さそうと、あっちこっちでささやかれています。
グレープシードオイル
乾燥させたブドウの種子から搾って、精製したオイルとなります。黄色味ががかった色で、香りはほとんどしません。 オリーブオイルの2倍のビタミンEとポリフェノールを含んでいるために、製肌効果を期待できます。
滑りが良く肌に負担をかけずにマッサージを行えるために、マッサージオイルの代表格と言われています。
塗り終えた後は、さっぱりしていて低刺激、アレルギー性が少ない上に粘性がないために、敏感肌の人や脂性肌に向いています。