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流行りの真皮幹細胞を補えば、自身の幹細胞も若返るのかな?

この記事のもくじ

若返りとは、細胞の活性化のことよ

若返りとは、すなわち、細胞の活性化のことです。

細胞を活性化させる技術は、色々ありますが、真皮幹細胞に着眼した美容法があります。『真皮幹細胞?』って、ちょっと、耳慣れませんよね。幹細胞とは何かと、真皮幹細胞化粧品に期待できることについて、あれこれとまとめてみることにしました。青いと白の小花

そもそも、幹細胞って何?

最初は1本のまっすぐな木から枝が出て、その枝からまた枝が出て、枝を沢山つけた枝は幹に変わっていきます。枝を張り巡らせた木は、多くの葉や花を咲かせ、実をつけて豊かです。幹が丈夫であればあるほど、枝振りもよくなります。

こうした木が成長していくありさまを、人の体に例えて、人の体には幹細胞といわれる細胞があります。木を例にとれば、枝を沢山つけた元の枝のこと、いくつかの集団をとりまとめる元となる細胞のことを幹細胞と呼んでいるのです。

元々人間の体は、1つの受精卵から何度も細胞分裂を、繰り返して作られていきます。成人にある細胞数は、37兆個もにもなるわけです。細胞は分裂を繰り返しながら、様々な機能を持つ体細胞へと分化していきます。皮膚や内臓、骨、血管と、各々の役割を果たすための細胞が、作られていきます。

骨と軟骨、筋肉と靱帯といった似た働きをする組織は、最初は同じ細胞から分化されて作られていきます。最終的には、別の働きをする細胞でありながら、同じ細胞から分化されて、生み出されています。こうした、生み出した元の細胞のことを、幹細胞と呼んでいます。

どの細胞も常に作り替えられている

私たちの体は絶え間なく作り替えられています。

ツメや髪は伸びていきますし、皮膚は垢となってはがれていきますので明確です。気がついていないのは、体の中の組織も全て、絶えず作り替えられていることです。 骨は3~5年の周期で全て新しい骨芽細胞に入れ替わりますし、肌を支えているふっくらした真皮層は、6年かけて作り替えられています。テレビで健康寿命に欠かせない血管も、作り替えられています。

これらの組織の最小単位は、細胞です。細胞が集まって、髪や爪、骨、血管が作られています。

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こうした髪、皮膚、骨、血管が作り替えられるためには、これらの組織を構成している最小単位である、細胞が常に破壊されつづける必要があります。新しい細胞が作られる方法は、細胞分裂や細胞分化です。

幹細胞の働き

幹細胞の細胞分裂は、2種類あります。ひとつは、自己覆製能で、集合体の親である自分自身と、同じ能力を持っている細胞を作り出すことです。二つ目は、多文化能で、異なる種類の細胞をつくりだすことです。

皮膚の2つの幹細胞

例えば、人間の皮膚には、2つの幹細胞があります。肌の外側にある表皮幹細胞と、肌弾力のある真皮幹細胞です。

真皮幹細胞は、真皮幹細胞を分裂して作ったり、線維芽細胞を分化させて作ったりしていきます。繊維芽細胞とは、美肌成分であるコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を作り出す働きです。

しみ、しわ、たるみの原因の一つに、コラーゲンの不足があります。真皮層のコラーゲンが、増えることにより、肌のターンオーバーは促進されるのです。エラスチンが増えれば、たるみやしわの悩みは、減ります。ヒアルロン酸が増えれば、乾燥によるしわも解消してくれるはずです。

つまり、幹細胞化粧品が狙うところは、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の生成です。

もうひとつ似た働きをする、成長因子(グロスファクター)化粧品があります。成長因子化粧品は、繊維芽細胞を活性化させる、つまり刺激を与えて元気をさせる方法です。幹細胞化粧品は、繊維芽細胞自身を増やす方法となります。

幹細胞と美容との関係

幹細胞が、美容に応用されたのは、皮膚の構造が明らかになったことと、ES細胞やiPS細胞などの再生医療が進歩したことによります。

諦めていた、シミやしわ、たるみも、細胞を作り替えによって、元の肌を取り戻すことができるのではないかといった、希望が生まれました。『夢よ』と断言するのは、簡単です。でも、諦めてしまえば、そこで止まってしまいます。

植物に肥料を与えれば良く育つように、幹細胞が育つ栄養を与えれば、新しい細胞を次々と作ってくれるかもしれません。不明な部分が多いけど、なんだか楽しい。女性が美しくなるために、最先端の技術を活用するのって、ワクワクしますよね。

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