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皮膚常在菌のバランスで要となるのは表皮ブドウ球菌です。

この記事のもくじ

表皮ブドウ球菌を育てるバイオエコリアについて

”洗顔石鹸で洗顔するとつっぱり感が残る”、”朝洗顔が乾燥する”といった原因を、年だからとか肌が弱いからと考えていませんか?でも、もしかすると、自らの自然治癒力が低下しているだけなのかもしれません。

多くの女性は、微弱炎症を起こし続けているゆらぎ肌に悩まされています。敏感肌化粧品は、良く売れるそうです。僅かな刺激に直ぐに反応してしまうのは、毎日のスキンケアも疑ってください。肌の上に存在する皮膚常在菌のバランスが、ちょっとだけ狂うことによる、バリア機能の低下が理由です。

スキンケアは、皮膚常在菌のバランスを狂わせます。常在菌の中でも表皮ブドウ球菌の数が少なくなると、洗顔が苦手な肌を作ってしまうのです。

今回は、皮膚常在菌のバランスを改善する方法として、バイオエコリアというオリゴ糖について、記述していきます。 洗顔石鹸

天然のクリームをつくる表皮ブドウ球菌の働き

石鹸で洗顔後、しばらくするとしっとり感が戻るのは、肌の自然治癒力のおかげです。

洗顔で、外部の汚れと不要な角質を洗い流した後でも、毛穴などに残った皮膚常在菌が直ぐに増えはじめます。30分から2時間ぐらいで、皮膚常在菌によって、天然のクリームがつくられて肌を覆ってくれます。つっぱり感がなくなるのは、この天然のクリームのおかげです。

毛穴ケアの難しさ

毛穴に詰まった角栓を取ろうと洗浄力の強いクレンジングを継続し続けると、皮膚常在菌の数は減り、外部の保湿成分に頼らざるを得なくなります。さらに洗浄力の強い洗顔料を使うと、必要な角質まで剥がしてしまうことになります。こうなると、肌再生の周期まで、狂わせているのです。

必要以上に角質を剥がしてしまった肌は、アルカリ性に傾きます。皮膚常在菌の善玉菌の一種である表皮ブドウ球菌の働きが、鈍くなります。天然のクリームは、作られません。

毛穴の汚れはとることは、正しいお手入れではありますが、肌本来の保湿力まで殺ぐのは危険です。洗顔後、酷く乾燥が気になるなら、スキンケアで保湿を補い、アルリ性に傾いた肌を弱酸性に戻してください。弱酸性が、表皮ブドウ球菌の住みやすい環境なのですから。

皮膚常在菌には、善玉菌と悪玉菌と日和見菌がいる

人間の肌の上には、10種類以上、1兆個の常在菌が住んでいます。多くの菌は、空気を好み表面に存在しています。各々の菌は、肌に良い働きを行う善玉菌、悪い働きをたらす悪玉菌、良い働きも悪い働きもする日和見菌に分けられています。

  • 善玉菌 (表皮ブドウ球菌)弱酸性にして皮脂膜を作り潤った状態を作る
  • 悪玉菌 (黄色ブドウ球菌、マラセチア菌)アルカリ性の環境で繁殖し、カユミや炎症、吹きでものなどを作る
  • 日和見菌 (アクネ菌)状況に応じて、肌環境を良好にさせたり悪化させたりする

汗や皮脂を餌にしている表皮ブドウ球菌は、グリセリンを作り出して弱酸性に保ち、しっとりとした肌を保つ働きをしています。弱酸性の肌にすることで、外部の病原菌の侵入や繁殖を防ぎ、悪玉菌が増えるのを抑えてくれます。逆に表皮ブドウ球菌などの善玉菌が減ってしまうと、悪玉菌が好む環境になり繁殖させていまします。

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表皮ブドウ球菌を増やす生活習慣

最初に毛穴ケアについて記述しましたが、表皮ブドウ球菌は、スキンケア以外でも増減します。山で育つキノコの生育環境を思い浮かべれば、分かりますが、適度な湿度と温度、栄養が必要です。

表皮ブドウ球菌にとって、良くない環境は避けます。

  • 肌の乾燥を招く、ゴシゴシ洗顔やUVケア無の外出、又は冷え
  • 菌を死滅させる、ニキビなどの抗菌剤の乱用、厚化粧
  • 菌の栄養状態を悪くする、便秘、ストレス、運動不足

身体に良いことは、表皮ブドウ球菌にとっても良いことです。表皮ブドウ球菌の餌である、汗は運動で、皮脂は良質な睡眠で作られていきます。温野菜は身体を温めて菌を育て、果物や色の濃い野菜は紫外線からのダメージを防いでくれます。

表皮ブドウ球菌を増やすスキンケア

洗顔などのし過ぎで肌がアルカリ性に傾くと、皮膚常在菌のバランスが狂ってしまうために、外から援護する必要があります。一度アルカリ性に傾くと、皮膚の悪玉菌の繁殖は速いので、食い止める必要があるからです。繁殖する悪玉菌を駆除する方法ではなく、善玉菌を増やして、悪玉菌とのバランスを戻す方法が、肌に優しいのです。自然治癒力を損なわない方法でもあります。

表皮ブドウ球菌が作り出す有機酸は、善玉菌の増殖を抑える働きもあります。

表皮ブドウ球菌の餌に、バイオエコリアという物質をご存知でしょうか?フランス・ソラビア社が開発したもので、てんさい糖を醗酵酵素で分解して作られたものです。善玉菌も悪玉菌も、糖をエサします。バイオエコリアの大きさは、善玉菌には吸収されやすいサイズであるのにもかかわらず、悪玉菌には吸収しにくい大きさなのです。このため、善玉菌のみがバイオエコリアを食べて、働きを活性化させることができます。

善玉菌の中でも、表皮ブドウ球菌によって、肌の免疫力が高まり、肌本来の力を回復させる環境が整えられます。

バイオエコリアを配合したオーガニックコスメ

実は、オーガニックコスメであるHANAオーガニックでは、クレンジング、化粧水、美容液、美容乳液の4アイテムに、このバイオエコリアが配合されています。肌本来の自然治癒力を引き出すことが目的なので、肌に刺激がある成分を配合していません。常在菌を育てる『菌活』を行い、強い肌を育てていくことを目的としています。 HANAオーガニック

HANAオーガニックのトライアルには、バイオエコリアを配合した3アイテムと、UV下地の4アイテムがセットになっています。私も使ってみて、こちらで紹介しています。 使用してみて、直ぐに変わるわけではありませんが、自然派化粧品のこだわりを体感することは可能です。

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