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べたつかないのに保湿が継続、これって一体何?
資生堂が2012年に発売したオールインワンゲル、『スペシャルジェルクリーム』が評判がいいと聞いてさっそく試してみました。スペシャルジェルクリームは、アクアレーベル保湿ラインに所属しています。
スペシャルジェルクリームを使ってみた
形状はどちらかと言うと、クリームでなくてゲルに近く、若干水分を封じ込める保湿力に物足りないに違いないと考えていました。年齢が50歳を超えると、水分は勿論の事、皮脂不足もひしひしと、実感できる年齢となります。若い人が嫌がるこってり系の油性のクリームであっても、意外に嬉しかったりするのです。
ゲルでは物足りないと考えていたけど
肌にある油分が少なくなり、ガザガザして粉っぽくなるのを抑えるには、やはり油分は必要です。ファンデの伸びや崩れも、程良く防いでくれているのが、油分であることもよ~くわかる年齢になってきています。ゲル状のクリームは水分をたっぷり感じることができるものの、やはりつけた後に、時間が経つと肌が乾いてきたりするものもあるのです。
購入の際に、まず驚いたのは、その価格です。ドラックストアで高校生が購入するのにぴったりの価格だったからです。このことで、ちょっぴり疑心暗鬼になります。
ただ、資生堂の製品で反応することがないので、他のアイテムと組み合わせて使っても良いかなぐらいの、安易な気持ちで購入しました。
片手で開けられる蓋に、なるほど
ジェルの蓋は、ワンタッチ押し上げるもので、通常のネジタイプではありません。最近の女性は、洗顔後に一つのアイテムで済ませられるオールインワンタイプの方が好まれているようです。スキンケアにかける時間が惜しいというところなのでしょう。
ワンタッチ形状のものは、ネジタイプのものより1~2秒短くすることができ、せわしない女性の気持ちにマッチしています。
弾力、粘り力、形状記憶力が合わさって保湿を作りだしている
ジェルの弾力力や粘りもさることながら、スパチュラで取り出してみると、ジェルが繋がって元のジェルを引っ張り上げています。ジェルどおしに結合力があるからでしょうか?
元の取り出したジェルの、凸凹しますが、しばらくすると新品のようにまっ平らになっています。ジェルの形状記憶力とは、まさしくこれのことです。
顔の馴染ませる時、通常のジェルより硬めで、指先にかかる圧力は若干強くなります。まっ平らにして伸ばしていくうちに、化粧水をつけた時のようなヒンヤリと水分が浸透していくのがわかりました。弾力があるのに、保水感があるようです。
一番心配した、油性クリームのような蓋をする働きですが、肌の上に蓋をしたという感覚がありません。ジェルタイプの多くは、若干膜が張られたようになり、それが蓋感になるのですが、そういった膜感も無いのです。それなのに、頼りない気がしません。
資生堂の独自の技術を調べてみると
時間が経っても、乾燥が気になりません。従来の保湿感とは違った、保湿パワーとなっています。
いや、この頃流行りのライスパワーNo11や、オルビスのアクアフォースのような、角層を水分でたっぷり満たした満腹感と似たものがあります。この満腹感は、スペシャルジェルクリームの場合は、ジェルのネットワーク構造の技術によって作られているものだそうです。
どうしても皮脂が足りない年齢肌であり、油分が恋しいはずなのと不思議です。ふと、手のひらを思いっきり肌に押し付けてみると、しっとりとした中にも油分を感じました。
コラーゲンGLが主成分になっています。コラーゲンは、真皮層と呼ばれる肌の弾力層に多く含まれるものですが、角層にコラーゲンを満たすことで、ハリをもたらすことがでるのだと改めて考えさせられました。
年齢を重ねた肌でも満足感があった理由は
年齢を重ねると乾燥する原因は、水分だけでなく、角層を構成している角質細胞もしぼんだり、痩せたりするためです。コラーゲンGLで満たされた角層は、小さくなった角質細胞を補ってくれているようです。
コラーゲンGLは、水溶性コラーゲンですので、つけごこちは軽く瑞々しい肌を実現してくれています。ことばどおりのぷるんとした肌が、ハリをもたらしてくれているのがわかりました。
私の場合、レーザー美顔器を使用して肌がすごく水分を欲していることもあり、化粧水をスペシャルジェルクリームの前に使っています。レーザーは軽いやけど状態で、仕方がありませんね。
でも、化粧水を使った後であっても、スペシャルジェルクリームはしっかりと浸透してくれます。しかも、驚いたことにその後にナイトクリームの必要性を感じないのです。
スペシャルジェルクリームの機能をまとめると
オールインワンの機能は5つです。
- 化粧水
- 乳液
- 美容液
- クリーム
- マスク
保湿成分は、コラーゲンGL(水溶性コラーゲン、加水分解コラーゲン、グリセリン)、Wヒアルロン酸(アセチルヒアルロン酸、ヒアルロン酸)、高弾力モイストネット技術などを使用しています。