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肌くすみと乾燥は切っても切れない間柄

この記事のもくじ

肌乾燥を改善すれば紫外線から守る力がアップする

肌色がくすんだと感じる時は、多くの場合、肌が乾燥している状態が絡んでいます。油性のクリームなどで、肌水分を密封させると透明感が増して、クスミが気にならなくなります。紫外線や外気の乾燥も、しっかり肌水分が保たれていれば、意外とくすみ対策になるものです。

紫外線による肌くすみは乾燥対策で

夏に、散々紫外線を浴びてメラニンを溜め込んだ秋は、ワントーンもツートーンもどんよりとくすみます。 衣服や帽子による紫外線対策

日に焼けると肌は、日焼けから守るために、色のついたメラニン色素を作り出します。天然の日焼け止めクリームです。日差しが強かったり、長時間、日にあたり過ぎると、天然日焼け止めクリームは分厚く重ねられるので、肌がくすんでしまうのです。

こうして、肌内部にためられたメラニン色素は、自然と新しく肌が作られていくことで、排出されていきます。子供が日焼けをしても、直ぐに元に戻るのは、肌再生能力が高いためです。でも、加齢などで弱まると、メラニンを押し出されないまま、くすみが残ってしまうのです。

この肌再生の周期の事を、ターンオーバーと言います。

メラニン排出がうまくいかない理由

古い肌が新しい肌に作り変えられるターンオーバーの周期が遅れることも原因ですが、肌質そのものが年齢を重ねると変わってきます。肌質の低下は、肌力の低下を意味して、ターンオーバーにも影響を与えます。

肌質が低下するわけ

肌に含まれる水分量は肌組織の中の成分が、年齢とともに人の体の中で作られなくなるために、減少してきています。 シャボン玉が飛んでいるイメージ

肌の水分は、様々な成分の組み合わせて、肌内部に留まり維持させています。化粧品の成分を見てみると、保湿成分として、ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミド、エラスチン、スクワランといった名前を見ますが、どれも人の肌にある成分です。これらの保湿成分が、各々の働きをすることで、潤いを作り出すのです。

人の身体は、成長ホルモンによって支配されていますので、これ以上成長する必要がない20歳移行は、これらの成分も作られなくなっていくためです。

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いつまでも、潤った肌を維持したいからといって、食事やサプリメントで補給し続けても限界があります。女性が失いつつある、保湿成分を外から塗って補い続けることは、肌を甘やかすという説もあるようですが、年齢的なことから考えると間違ってはいないと思います。

ターンオーバー促進は、運動等で改善できる

一方、ターンオーバーの周期は、肌の新陳代謝と言われています。体全体の新陳代謝を維持するために言われている、適度な運動や規則正しい生活で、肌の新陳代謝もある程度改善させることができます。 じょうろ

運動をすることで、血流環境を良くしたり、筋肉を増やしたりしますので、年齢的な代謝の衰えをカバーするのです。

ただ、もし肌が乾燥していたら、肌の新陳代謝は遅れをとります。植物が育つのにたっぷりの水分が必要なのように、どうやら新しい皮膚細胞を増殖するためには、たっぷりと水分で潤った環境が必要なのです。

ターンオーバーの乱れは、角質層に影響を与える

肌の水分は、代謝促進以外にも役割があります。

肌の透明感に大きく影響を与えているからです。透明感は、肌の外側にある角質層の水分量で決まると言われています。ここに、たっぷりと水分を含んでいると、肌に差し込む光が屈折しないために、澄んで見えます。

乾燥した肌は、ターンオーバーが遅れがちですので、表面の角質層も剥がれ落ちにくくなります。何層にも角質層が重なることで、ゴワゴワの硬くなった、肌は、巡りが悪くなっていくのです。水分も行き渡らず、かさつき始めます。

ピーリング化粧品やスクラブ洗顔で、硬くなった角質層を削り落とすケアは、巡りをよくさせることで有効な方法です。余計な角質を落とした後、たっぷりの保湿成分を補うことで、乾いた肌に潤いをもたらします。 たっぷりの水分で、ターンオーバーを促進させていくのです。

セラミドの働きに注目しよう

セラミドも年齢とともに減少していく保湿成分ですが、角質層の中で角質細胞同士をつないでいる成分です。

角質細胞が、びっしりと敷き詰められることで、外気へ水分を奪われることも、外気からのばい菌などを入り込ませないようにします。

どんなに多くの保湿成分を補ってみたところで、角質層が健康でなかったら、ザルで水を汲むように肌にとどまることがありません。

セラミドが減少すると、角質細胞は剥がれ落ちやすくなり、綺麗に並ばなくなります。キメが乱れ、肌の透明感も失われていきます。

セラミド自身の保水量は、ヒアルロン酸には及びませんが、役割を考えるととっても大切な成分なのです。セラミドに重点を置いたスキンケアが、あるのはそのためです。

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